川沿いに、
小さなレースを作る。

子供達やお年寄り、地元のランナーや大学陸上部、プロランナーまで、 川沿いほど多様な人が走っている場所はないかもしれません。 国や都市を問わず、川沿いには豊かなランニングカルチャーがあります。

2019年の台風19号による記録的な大雨から約2年、様々な人たちの努力と復旧作業によって東京・多摩川にもようやくランナーが戻ってきました。

ブランドともゆかりの深い川沿いという場所。私たちが住む街に流れる川のほとりにも、これからのランニング文化を創造するような取り組みができないか。 New Balanceは、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団と力をあわせ、この多摩川という場所に小さなレースを作ることから始めてみようと考えました。

TAMAGAWA FKT by Riverside Micro Race。

東京・多摩川を舞台に、デジタルを活用した、小さくも新しいレースが始まります。

Riverside Micro Race
Riverside Micro Race
Riverside Micro Race

TAMAGAWA FKTは、多摩川河川敷(二子玉川緑地運動場)に現れた約1.6km=1マイルのコースで行うマイルレースです。

FKTとは「Fastest Known Time」の略で、「知られている限り最も速いタイム」のこと。つまり、この川沿いのコースで最速走破記録を狙って走るチャレンジが、TAMAGAWA FKTです。

レース開催中にコースを走り、自身でタイムを計測。走ったGPSデータがStrava上で記録され、そのタイムを公開することでレースに参加したことになります。 ※事前にGPSアプリ Strava へのアカウント登録が必要になります。

参加者のタイムはランキング形式で表示されるので、 最速を狙って記録に挑戦するのはもちろんのこと、友人同士やコミュニティでタイムを競い合う のもよし、自己ベストに挑戦するのもよし。

様々なかたちで、TAMAGAWA FKTに参加しましょう!

参加方法

  1. 1Stravaアプリをダウンロード、
    アカウントを作成する。
  2. 2下記URLおよび、「グループ」タブ→「チャレンジ」から『TAMAGAWA FKT by Riverside Micro Race』を検索し「チャレンジに参加」をクリック。コースMAPに沿ってランを行い、タイムを計測する。
    ※お使いのGPSウォッチ、もしくはスマホアプリでStravaを起動の上記録してください。 ACCESS TOSTRAVA
  3. 3ランが終了したら、記録タイムが反映され自分の順位がランキングに表示されたことを確認して終了です。 ※記録の反映には、アクティビティの公開範囲が「全員」である必要があります。
    ※期間中のベストタイムが表示されるため、何回でもチャレンジすることができます。

アクセス

東急田園都市線・東急大井町線 二子玉川駅から多摩堤通りを砧方面に進み「吉沢橋」を左折。久地陸閘(くじりっこう)より、多摩川河川敷駐車場まで。徒歩約10分。
駐車場横のスタート地点付近に設置された案内表示が目印です。

レース概要

名称TAMAGAWA FKT
(タマガワ・エフ・ケー・ティ)
期間 2021年5月16日(日)〜2021年6月14日(月) ※緊急事態宣言中のため、施設の利用に制限があります。
会場二子玉川緑地運動場(多摩川河川敷駐車場そば)
距離約1.6km=1マイル
主催株式会社ニューバランスジャパン、
公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団
協力オトナのタイムトライアル(OTT)、Strava
Riverside Micro Race

TAMAGAWA FKTコースを活用した
長距離セグメント

Riverside Micro Race

TAMAGAWA FKT 10km

TAMAGAWA FKTのコースは、スタート地点を起点に周回を走ると1周約1.67kmのコースとなり、3周まわれば約5km、6周まわれば約10km、12周まわれば約20kmの長距離走に適した周回コースになっています。
反発をコントロールし着地の負担を大幅に軽減するため、長い距離でより真価を発揮するFUELCELL RC ELITE v2を履いて、長距離ランにもトライしよう!

ACCESS TOSTRAVA

Interview Comment

Riverside Micro Race

100のレースがなくなる代わりに、
101のレースを作ろうと思った。
Interview about Micro Race Takeshi Nishimoto(OTT)

Riverside Micro Race

FKTというカルチャーと
ロードランニング
Interview about FKT Eri Mishima(Strava)

Riverside Micro Race

東京で一度は走ってもらいたい場所、それは多摩川です。なかでも二子玉川を中心としたエリアは日本屈指のランニングエリア。信号もなく延々とノンストップで走れる河川敷、世田谷独特のアップダウンのある丘陵地帯。そして砧公園のゴルフ場跡地を利用したクロスカントリーコース。ウォーキングを楽しむシニアや市民ランナーだけでなく、あまり知られてはいないけど、箱根駅伝で優勝を狙う大学陸上部も、日本記録を更新してオリンピック日本代表を早々と決めたトラックランナーも、このエリアを拠点にトレーニングを積んでいます。ここまで多様なランナーが集まる場所はそうそうないのです。

このままじっと時がすぎるのを待っていれば、かつてのような状況に戻るかと去年のいまごろはそう考えていたけど、どうやらそうでもなさそうだということがわかってきました。安心と安全を担保しながら大会を運営するには、これまで以上のコストがかかる。これからはもっとコンパクトで身の丈にあったレースを作っていこうと考えました。これまでお客さんだったランナーが運営にも積極的に関わっていく“スモールレース”という考え方で、OTT(オトナのタイムトライアル)を再開することにしました。

いつしかOTTにはボランティアとランナーを兼ねたボランナーという人たちが増えてきました。レースを走るだけでなく、レースを創ってみたいという人たちの存在に気づいたのです。OTTのように何百人も集めてレース運営することは難しいかもしれないけれども、友人の友人くらいまでを誘って走ることなら、SNS全盛のいまの時代であれば、さほど難しいことではありません。それならばホームパーティーを主催するように、レースを作ることができそうです。これを僕は“マイクロレース”と名付けることにしました。

今年も日本中で数多くのマラソン大会やイベントが中止や延期となっていくことでしょう。たとえ100個の大会が失われたとしても、新たに101個のマイクロレースが生まれたとしたら、その101個のレースが拠点となって、新たなムーブメントが起こりそうな予感がします。

まずは手始めとして、走り慣れた多摩川を使って“マイクロレース”を作ることにしました。何の変哲もない川辺かもしれませんが、ちゃんと距離を測ってコースを設定すれば突如魅力的に見えてくる。そんな体験を数多くのランナーに味わってもらいたいのです。そうして、みなさんにランナー兼“マイクロレースディレクター”として新たなレースを創ってもらいたい。2021年は自粛や延期でじっと過ごすのではなく、新たな価値観が産まれる“マイクロレース”元年にしたいのです。

2019年の台風で多摩川は氾濫。周辺に点在していたグラウンドや遊歩道にも大きな被害がありました。ようやく、そのエリアも復興しつつあります。改めてこの場所を皆に知ってもらいたいと思い、『TAMAGAWA FKT』を作ってみました。二子玉川の駅を降りてすぐのところにコースはあります。ぜひ、みなさん走ってみてください。ぼくは家で毎日のリザルトの変動を楽しみにチェックすることにします。

Riverside Micro Race

西本 武司Takeshi Nishimoto

「EKIDEN News」主宰
『あまりに細かすぎる箱根駅伝ガイド!2021』監修。吉本興業、ほぼ日刊イトイ新聞を経て、一般社団法人OTT代表理事。「オトナのタイムトライアル」など新しいレースを企画する。走ること、見ることと多角的にマラソンレースを楽しむ。

Riverside Micro Race

トレイルのシーンで誕生した “FKT” は、もともとは何日もかかるような長距離ルートを最速で走破する試みで、より冒険的な要素が強いことから、憧れや敬意の対象となるようなものでした。

それが今の時代になって、よりアクセシブルで身近な遊びとして楽しまれるようになっています。

ロードランニングにおいても名FKTコースが生まれることによって、それがコミュニティにとっての新しい目標、新しいコンペティション、新しいランナーのメッカへと発展していくのではないかと期待しています。

Riverside Micro Race

三島 英里Eri Mishima

アスリート向けSNSサービス Strava の日本のシニアカントリーマネージャー。
2011年に日本の初期メンバーの一人としてFacebook Japanに入社。2014年にFacebook傘下のInstagramに転籍し、アジア太平洋地域を担当する初の社員として、リージョンのコミュニティ戦略を促進。
2018年よりStrava Inc.に入社し、東京に拠点を置きながら国内の参入を開始。

Riverside Micro Race

みんなで、走ったコースのゴミを拾う。Interview about Plogging | Minami Asano(GO GIRL)

Riverside Micro Race

みんなで、
走ったコースのゴミを拾う。
Interview about Plogging | Minami Asano(GO GIRL)

私たちGO GIRLが、初めてプロギングをしたのがこの多摩川でした。2020年11月のこと。この地域で生活する住民でもありこの地を走るランナーでもあるので、自分たちが走る場所をきれいにしたいと思ったのがきっかけです。

一人だとなにかとハードルが高いプロギングも、GO GIRLのみんなでおしゃべりしながらだったら楽しくできるし、それを個々に発信したり周囲に伝えることで拡げてもいける。何よりまずはやってみることが大事かなって思いました。

実際に、プロギングを始めて意識が変わった部分もたくさんあります。例えば、モノを買う基準も変化したし、日常的に落ちているゴミに気づけるようにもなった。いつも生活している身近な場所も、できる限りきれいにしていきたいと思って生活するようになりました。

Riverside Micro Race
Riverside Micro Race

あと、走りながらゴミを拾うのが一般的なプロギングですが、走り終わったあとにゴミ拾いをしたのは今回が初めて。みんなで限界まで頑張って走った後に、自分たちが走った場所をきれいにしてから帰る。走ることにもゴミ拾いにもどちらにも集中できるし、とても気持ち良くて充実感があります。ランナーとしての誇り?みたいなものや、その場所に対する愛着も生まれてきます。

今後もいろんな走る場所でプロギングをしていきたいと思っています。

Riverside Micro Race

GO GIRLゴーガール

浅野美奈弥・三原勇希が2019年に発足した、会員制女性ランニングコミュニティ。マラソン大会へのチャレンジを軸に、ヨガや登山などの活動を通して、ヘルシーなアクティブライフを送っている。

Riverside Micro RaceRiverside Micro Race が思い描くもの

New Balanceは、自分たちの街やコミュニティ、生活を支える環境を大切にしています。

自然災害による被害から復旧を遂げたこの多摩川を舞台に、これからのランニング文化の発展への思いを込めて、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団と共にTAMAGAWA FKTの開催を検討してきました。

皆さんがそれぞれの思いを背負って挑戦し参加するこのレースを通じて、多摩川沿いにランナーのいる景色が戻ってくる幸せ。また、決して「あたりまえ」ではなかった走れることへの感謝。

そんな思いを、この Riverside Micro Raceという取り組みに掲げています。

多摩川の水害と復旧

2019年10月に日本列島に上陸した台風19号は、記録的な降雨量で多くの河川の氾濫・決壊をもたらし、甚大な被害をもたらしました。ここ多摩川河川敷も堤防ぎりぎりまで増水し、野球場やサッカー場なども濁流にのまれ、また、マラソンコースにも泥土が堆積し、舗装が剥離するなど大きな被害が出ました。

河川が増水した濁流は衛生面でのリスクがあるため、水が引いたあとも、泥にまみれたままのグラウンドでは供用開始するには適しません。

あれから約2年、たくさんの人たちが協力し合って、地道な清掃や復旧作業を続けた結果、再びかつての河川敷が戻ってきました。

そしてこれから、復旧を遂げた河川敷のコースを舞台に、新しい物語を刻むレース TAMAGAWA FKTが開催されます。

コース作りへの取り組み

競技者として走るようなトップランナーも、一般の市民ランナーも、誰もが走りやすいコースとは何か。公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団の協力を得て、路面の凸凹を緩和する工事の実施、フラットで急な曲がり角を除いた周回コース設定や、わかりやすい道標となるようなサイン表示を設けました。

そこに、誰でも時間を気にせず参加しやすいオンラインチャレンジの仕組みを持ち込めば、マラソン大会のような大規模な集客や警備体制、観客を収容するような大掛かりな設備も必要なくなる。

これこそが、誰もが気軽に開催できる新しいレースの形、マイクロレースのコンセプトです。

Riverside Micro Raceの
モチーフ

New Balanceの本社がある、ボストンに流れるチャールズ川沿いにはたくさんのランナーが集まり、豊かなランニングカルチャーが存在します。本社でも、ランナーが走るコース整備として、川沿いの清掃や雪掻きなどの活動に取り組んでいます。

Riverside Micro Race

今回の取り組みRiverside Micro Raceのロゴは「川沿いにランニングコースを見つけ、新しいランニングカルチャーを作っていく」という意味を込め、川を象徴的に表す「橋」をモチーフにアイコンを表現しました。

これからも、全国各地さまざまな川沿いでRiverside Micro Raceを開催できることを夢見ています。

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Riverside Micro Race事務局

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